
さて、前のページでは、ホームページに課せられた任務は「有益な情報の提供」であることをお伝えしました。
無名の起業家や事業主が、いきなり商品やサービスの宣伝に走っても、それで収益を挙げ続けることは難しいわけです。
であるならば、まず、自分をアピールしよう!!というわけで、ホームページの内容がいきなり自分の輝かしい業績の紹介などから始まってしまう、というのも結構ありがちです。
トップページからいきなり自分のプロフィールを掲載して、それを繰り返しみていただいて親近感を高めてだんだんファンをつくり、購買層に育てていく...というのも、作戦としてはよさそうに見えますが、やり方を一歩間違えるととんでもないことになります。
このようなページ構成にすると、繰り返し見てくれるのは、すでのあなたのファンになった人達が大部分です。あなたが有名人でない限り、インターネット利用者の大部分はあなたのことを知らないわけですから、いきなりあなたの業績を見せられても関心はないのです。
あなたの経歴や業績などを前面に押し出すことは、既存顧客の心をあなたにつなぎとめておく効果はありますが、新規顧客の獲得のためには逆効果になることもあります。
あなたの輝かしい業績を、ホームページにふんだんにちりばめて喜んでくれるのは、あなたの身内や知人の方々です。一般の方にとっては無関心で終わりますし、悪ければ自慢話をしていると受け取られ、悪感情を引き起こすことすらあります。

たまに、年賀状に、生まれたばかりのご自分のお子様の写真を掲載して送ってくる人がいらっしゃいますよね。
こういったものを見せられても、親族の方々は喜ぶのかもしれませんが、身内ではない人達にしてみれば、誰コレ?と思います。事情があって子供を持てない家庭の人、あるいは身内のお子様に不幸があった人が見れば、気を悪くすることもあります。
ホームページで、ご自分のプロフィールを過剰にアピールするのは、これに似ています。
ご自分のビジネスをインターネットで大きくしたい、と真摯に考えていらしゃる方ほど、ご自身を強くアピールしたい、多くの人に自分を知ってもらいたい、業績を知ってもらいたい、とお考えになるのはよくわかります。
しかし、そのお気持ちはぐっと抑えましょう。
一般に、人は自分が持っていないものを他人からいきなりみせつけられるとコンプレックスを感じ、嫉妬感情を引き起こすこともあります。
インターネットを利用している人の多くは、「自分にとって得な話はないか? 役に立つ使える情報はないか」という思いでパソコンの画面を見ています。
ならば、そのご希望に応えれるよう、情報豊富なホームページをつくりましょう。
ホームページの頻繁な更新が難しければ、有料でもいいような良質な情報を無料eBookにまとめてご提供差し上げるのもよいですね。訪問者の方から e-mailアドレス をいただいて、メールマガジンとして良質な情報をお届けする方法もあります。いずれにしても、情報提供が要になります。
Webサイトから商品やサービスを購入しよう、という人の大半は、運営者のプロフィールを必ずといっていいくらい閲覧することは、アクセス解析の結果からわかっています。
また、閲覧者にとって有益な情報を豊富に提供していると、「すごいな〜 これ書いているのってどういう人なんだろう?」と読者は思ってくれます。そうなると、自然にあなたのプロフィールに関心が向きます。
あなた自身の輝かしい実績やプロフィールは、ホームページの中の目立たないところに掲載すれば十分です。関心がある人は、ほっといても探し当てて見に来てくれます。
ホームページは、あくまでも訪問者にとって有益な情報を前面に押し出した内容にしましょう。
(※)誤解していただきたくないのは、私は、あなたの人間性を感じさせる内容を掲載することを否定しているわけではないということです。
自慢話と受け取られる可能性がある内容はご法度ですが、あなたの人間性、仕事やウェブサイト掲載に対する方針、あなたがどのようにしてお客様のお役に立ちたいと考えているか、などを感じさせる内容はどんどんコンテンツに盛り込んでいきましょう。
そうすることで、それに共感したお客様、すなわちあなたにフィットしたお客様が常連になってくださり、あなたに合わないお客様は離れていく、という良い効果があります。
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